生活空間 1人3.5平方メートルに　東京都、避難所運営に数値基準策定へ　来月16日まで意見募集

生活空間 1人3.5平方メートルに　東京都、避難所運営に数値基準策定へ　来月16日まで意見募集：東京新聞デジタル
https://www.tokyo-np.co.jp/article/388382

2025年2月27日 07時27分　会員限定記事

東京都は、災害時の避難所の環境を向上させるため、居住スペースの広さやトイレの数といった具体的な数値基準を設けた運営指針を3月末までに策定する。指針の素案をホームページで公表し、3月16日までメールなどで都民の意見を募っている。2035年を目安に指針の実現を目指す。（原田遼）

　素案では8項目の課題について、難民らへの人道的支援を促す国際基準「スフィア基準」に合わせて対策を設定した。一部で都独自の基準も追加した。

　8項目のうち、「生活空間」ではプライバシーに配慮し、1人3・5平方メートルを確保するとした。「トイレ」は発生直後は50人に1基、1週間以降は20人に1基整備。独自基準で水洗トイレの使用も定めた。「ペット」はすべての避難所で受け入れ態勢を確保する。「避難所運営」では独自基準で運営メンバーの4割以上を女性にする。（略）

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