ロスの山火事どうなったの？まだ燃えてるのプw。潜水艦から発進し森を爆撃。日本軍の米本土爆撃作戦

日本軍で”米軍本土爆撃”した「伊25潜飛行長・海軍中尉」の壮絶手記、『愛機よ、あれが米本土の灯だ』の”リアルすぎる中身”を明かす…！

https://news.yahoo.co.jp/articles/25b4f8bd563a35a0083e014cf43f8e1aa7be5477

これは太平洋戦争中、日本海軍の潜水艦に搭載した飛行機の名称だ。潜水艦に飛行機を搭載し、実用化したのは日本とフランスの二国だけだが、実戦に使用したのは日本海軍だけである。名潜水艦を大特集した老舗軍事雑誌「丸」3月号が、唯一米本土爆撃の実績を成し遂げた零式小型水上偵察機乗り、元伊25潜飛行長・海軍中尉、藤田信雄による貴重な手記を掲載したところ、ファンの間で脚光を集めている。

【写真】軍事誌発「伝説の航空機本」、そのすごい中身を公開する…！

手に汗握るリアルな手記「愛機よ、あれが米本土の灯だ」から一部抜粋・再構成してお届けする。

照準は西海岸の大山林地帯
1942年8月15日、米本土爆撃の任務を帯びて横須賀軍港を出撃した。爆撃地点は西海岸のオレゴン、カリフォルニアの山林である。山林での大火災と付近住民への恐怖感を植え付けるためだ。9月9日、第一回目のアメリカ本土爆撃を敢行した。場所はオレゴン州ブランコ岬より東北の森林。陸地より35浬の海上で、76キロ焼夷弾2発を搭載し、18ノットで航行する潜水艦のカタパルトにより射出された。

30分以上上空を飛行して相次ぎ焼夷弾を投下
警戒厳重な米本土だ。もとより生還など想像できなかった。祖国の悠久なる繁栄を信じ、よろこんで困難に殉ず、日本海軍軍人らしい最後を遂げたい、これが願いだった。

真っ赤な巨大なほうずきのような太陽がロッキー山脈より昇ってきたし、山頂に点々とつらなる航空灯台がにぶい光をキラッキラッと輝かせていた。

30分以上米本土上空を飛行し、下は大森林地帯であることを確認して第一弾を投下。爆発を見て第二弾投下、これも爆発、そして火災が起きた。それを確認して急いで帰還した。

「ひ弱な乙女」は日本海軍の傑作
9月29日には月明かりを利用して、深夜第二回の焼夷弾攻撃を敢行し、これも成功した。米国が開国以来、外敵に攻撃されたのはこの二回の攻撃だけだ。

零式小型水上偵察機はハワイ攻撃後、日本艦隊が引き上げたのちのハワイ偵察、ダッチハーバー偵察、マダガスカル軍港偵察など広範な領域で活躍した。

小さくてひ弱な乙女ともたとえたいこの飛行機、姿もやさしく、操縦性も良かった。この飛行機こそ日本海軍の傑作のひとつといって良いだろう。