韓国で日本が爆発的人気のウラで意外なリスクが急浮上…最新世論調査でわかった伝家の宝刀「ちゃぶ台返し」の危ない現実

韓国「世論調査」の「興味深い中身」

ここに韓国の文在寅政権下で行われた面白い世論調査がある。

　2020年10月、韓国での愛国心に対する世論調査において「愛国心を持たなければならないか」という質問で「持たなければならない」との答えがZ世代63.7％、ミレニアル世代62.3％であった。1960年生まれから1979年生まれのX世代は79.3％、86世代(60年代の生まれ80年代の運動圏)は83.3％だった。

　次に「国家のための個人の犠牲について」に聞いてみると、Z世代は29.0％、ミレニアル世代は28.7％が「個人犠牲もやむを得ない」と答えた。この質問に対してX世代は46.3％、86世代は55.3％であった。

　この調査の統計を見ていると、韓国では若者世代は意識が変わりつつあることがよくわかる。

　そうした中で、最近は爆発的な訪日ラッシュが起きているのは“自然の流れ”だろう。

　最近の世論調査も興味深い。2023年時点のものだが、Z世代、ミレニアル世代の65％が「自分たちは他の世代と区別される特徴がある」と答えているというものだが、まさにこの「区別」こそが従北、反日正義だった韓国からの変化ではないだろうか。

■止まらない日本文化ブーム

韓国の多くの若者の意識がこれまでの「国家(従北、左派)のために犠牲になること」を否定し始めている。

　韓国では今年の「三一節連休」に21万人が日本旅行に来たと報道されているように、もう韓国の日本文化ブームは止まらない勢いになっている。会社、自宅で会食的に出前をとっての酒は大体が日本ビールで、あとは国産ビールか焼酎だ。

　韓国地方のどこに行ってもいまでは日本語看板を多く見るのが自然の風景になっている。

　私も十数年前に、日本から韓国にわたり、その頃も日本語表記の飲食店、居酒屋系が多いことに驚いたが、いまはそれ以上に増えている。

　日本の感覚ではここまでの世間の欲求が“爆発”している中で、いまさら従北左派勢力になにができるのだろうと思えるだろう。しかし、韓国では伝家の宝刀「ちゃぶ台返し」があるから本当にわからない。

■「韓国は気が抜けない」

私はいま日本で療養している。

　今日も早朝、別府から湯布院にドライブをしてファミリーレストランに入ると、私のテーブルの横には二家族子供含めて十人ほどの韓国人が来た。その行動を見ていると、メニューもスマホで撮りながら、翻訳して注文している。少し話を伺ってみようと声をかけて聞いてみると、日本旅行に備えて訪日旅行をした韓国人ユーチューバーの動画を参考にして来ているという。

　もう韓国での「日本人気」は本物だ。それは間違いない。しかし、私は「韓国は気が抜けない」ということは何度も言いたくなってしまう。韓国は、私の戸籍上の祖国でもあるわけだが、どうしてもそうした悲観的な視点で見てしまう。

　結局、4月の国会議員総選挙の結果を見て、韓国の変化に期待できるかどうかを判断するしかない。

　さらに連載記事『韓国が「日本人の年収を超えた」のウラで、なぜか語られない「意外すぎる真実」…！　 「在日3世」の私が日本と韓国に住んでわかった「日本のスゴすぎる制度」と「韓国との大きな違い」』では、いま韓国で起きている“もう一つの異変”についてレポートしよう。

豊 璋（在韓国コンサルタント）

現代ビジネス　3/21(木) 7:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa7f170594d1b77b0d752b80b9ae715c20778b67

韓国人として当たり前の事