【格闘技】「5刀流格闘技」で世界を目指す中学3年生…“独自のボクシングスタイル”で全国大会に挑む！

富山県高岡市の中学3年生、堀田みず希選手が今月27日、小中学生ボクサーの頂点を決める全日本大会に出場します。
彼女の強さの秘密は、なんといっても「5刀流格闘技」。
最終調整真っ只中の堀田さんを取材しました。

レスリング、空手、柔道、ボクシング、相撲。
この5種目の格闘技すべてで全国大会に出場した実力を持つ高岡市立南星中学校3年堀田みず希選手。

堀田選手と格闘技の出会いは、2歳の時。
空手の元日本代表選手だった母親の教えのもと、空手を始めました。

英才教育で才能はすぐに開花。
母親の勧めもあって、ほかの格闘技にも取り組むと、抜群の身体能力と闘争心で気づけば敵なし。
小学4年生で「5刀流」になりました。

＊高岡市立南星中3年　堀田みず希選手
「5つやっているのが得。5つの競技ごとにリセットして練習していく感じだと思う」

そんな堀田選手。
ボクシングでは、小中学生ボクサーの頂点を決める大会、全日本アンダージュニアボクシング王座決定戦で、一昨年、中学1年で優勝。
今年は3連覇を狙っています。

＊県ボクシング連盟　出端雅光監督
「だからこそやばいと思ったとき、ここだと思ったときはパンパンとワンツーが出るのが多い」

3年前から堀田選手を指導している県ボクシング連盟アンダージュニアの出端監督。
東京オリンピックの金メダリスト、入江聖奈選手を指導した経験のある出端監督も、堀田選手の能力を高く評価しています。

＊県ボクシング連盟　出端雅光監督
「東京五輪の金メダリストの入江聖奈選手を指導していたが、彼女に通じるような練習の取り組み方、打ち方や意欲があるので、
十分に日本一になって、そこからアジアで勝って世界に行ける。順調に行けば、間違いなく行けると思っている」

出端監督が世界に行けると太鼓判を押す堀田選手の最大の武器は、唯一無二の格闘スタイル「五刀流格闘技」！
それぞれの格闘技の要素を合わせ、独自のボクシングスタイルを築き上げてきました。

＊高岡市立南星中3年　堀田みず希選手
「空手の接近戦での当てる要素や柔道、相撲、レスリングの前に出るステップなどを取り入れている」

＊父　堀田尚宏さん
「拳握って。前に広く動く。空いとる所をどんどん探して動く動く。動けるやつが勝つ」

普段は空手を指導している父、尚宏さんの檄が飛ぶ中、黙々と練習に励む堀田選手。
5刀流アスリートならではの堀田みず希流ボクシングで、今週末の大会に臨みます。

＊高岡市立南星中3年　堀田みず希選手
「準優勝はとても悔しいので、やるからには優勝したい」

そして、堀田選手の更なる大きな目標が…。

＊高岡市立南星中3年　堀田みず希選手
「今やっているどれかの種目で、五輪で金メダルをとることが夢」

堀田選手は、27日に大阪で開催される全日本アンダージュニアボクシング王座決定戦の57キロ級決勝に挑み、3連覇を目指します。
そしてその大会が終わったら、10月に静岡県で開催されるレスリングの全日本女子オープン大会出場に向けて練習を始めるそうです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b01c3404b1689429e6b2bd7f79a87499354c5bbf