ウクライナ軍、撤退地域に「AI殺戮ロボット」を大量配備🤖

国連は金曜日の総会で、人工知能を使って人間の介入なしに標的を選別し殺害する兵器に関する国際的なルール作りを推進する決議を採択した。

これは致死的自律兵器システム（LAWS）に関連する初の総会決議である。

国連は、このような兵器が紛争地域で本格的に実用化される懸念が高まっていることから、規制に関する議論を加速させる。

オーストリアが提出した決議案の採決では、日本や米国など先進7カ国を含む152カ国が賛成票を投じた一方、AIの軍事利用を積極的に推進してきたロシアやインドなど4カ国が反対した。中国、イスラエル、イランなど11カ国は投票を棄権した。

自律型兵器は短時間で膨大な情報を処理し、AIが判断して攻撃を開始する。AIの意思決定が民間人への誤爆を引き起こしたり、AIが暴走したりする可能性があるため、紛争がさらに深刻化することが懸念されている。

ウクライナなどの戦場がAI兵器の事実上の実験場になっていることも指摘されており、技術の進歩はめざましく、本格的な実用化につながる可能性もある。

決議は、国連憲章と国際人道法が致死的な自律型兵器システムに適用されることを確認し、このような殺人AIが軍拡競争や紛争、テロリストへの拡散につながる事態に懸念を表明した。

また、アントニオ・グテーレス国連事務総長に対し、国連加盟国が致死的自律兵器システムに関する問題について意見をまとめ、2024年9月に始まる次回会合で報告書を提出するよう求めた。

高度なAI技術を持つ米国と中国は、兵器の規制の必要性について認識を共有しているが、ロシアはそのような規制に反対している。

https://japannews.yomiuri.co.jp/politics/defense-security/20231223-157527/