【静岡県知事】差別意識はまったくない。反省材料としてはすごくよかったと思っているが、ご迷惑をかけたので本当に恥ずかしい

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20211202/3030014177.html
川勝知事　知事選期間中の女性蔑視発言を謝罪　発言を撤回

川勝知事がことし６月の県知事選挙の期間中に女性の学力と容姿を結びつけるような発言をしたことについて、川勝知事は２日の会見で謝罪して発言を撤回した上で、「反省材料としてはすごくよかったと思っているが、面目がない」と述べました。

川勝知事は、６月の県知事選挙の期間中に富士市で行った集会の中でみずからが学長を務めた大学の学生について、「１１倍の倍率を通ってくるんですから、もうみなきれいです」とか「顔のきれいな子は賢いこと言わないときれいに見えない」などと、女性の学力と容姿を結びつけるような発言をしていました。

こうした発言について、川勝知事は２日の定例会見で、「支離滅裂というか、日本語になっていないと恥じ入っている。不適切そのものなので、お詫びを申し上げたい」と謝罪し、発言を撤回しました。

そして、「差別意識はまったくない。反省材料としてはすごくよかったと思っているが、ご迷惑をかけたので本当に恥ずかしいと、面目がありません」と述べました。

川勝知事は１０月の参議院補欠選挙でも御殿場市について「あちらはコシヒカリしかない」などと述べ、１１月２４日に県議会で辞職勧告決議が可決されたばかりです。

２日の会見で、川勝知事はみずからの進退について、「オミクロン株が急速に広まりを見せ、県民も不安な気持ちの中にいる。この時期に選挙をするのは公益にもとる」と辞職はしない意向を改めて示しました。

県議会最大会派の自民改革会議の野崎正蔵代表は「『反省材料としてはよかった』というのは自分に対して言うことばではない。自分が発したことばへの責任や認識が持てないのかという感じは受けている。辞職勧告決議案を提出したばかりなので、今後の対応は慎重に考えていかなければならない」と述べました。

公明党県議団の蓮池章平団長は取材に対し、「これだけ発言撤回が続くと、知事のことばの信頼性がかなり低下するばかりだ。公のところではない少人数の会合で出ることばが本音なのかとも思える。時代錯誤の発言をする真意は何なのか、聞かなくてはならない」と述べ、県議会の質問の中で知事の発言を問いただしていく考えを示しました。

県議会で知事を支える会派・ふじのくに県民クラブの佐野愛子会長は、「意図した発言ではないというが、そういうときこそジェンダーに対する偏った見方が露呈してしまうと思う。どうしても年代的に、日本の男性の中であのような隠れたバイアスを持っている人は多いと思う。知事にはジェンダーに対する考え方を話したい」と述べました。

12月02日　17時37分
NHK

早くリニアの建設許可を出さないと
今度は文春砲で辞職させられそうになると予想