【聖火リレー】福岡県、7市町での公道での実施を中止。ランナーは代わりに平和台陸上競技場のトラックを周回

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福岡県内で11、12日に予定されている東京五輪の聖火リレーについて、服部誠太郎知事は6日、
新型コロナウイルス感染拡大を受けて、コースとなっている福岡、久留米両市など計7市町の
公道での実施を中止すると発表した。代替措置として、中止する一部自治体の参加ランナーは
11日に平和台陸上競技場（福岡市）のトラックを周回する。大会組織委員会と調整の上、最終決定する。

聖火リレーのコースとなっている20市町村のうち、公道実施を取りやめるのは、11日実施の福岡市、
久留米市、太宰府市、糸島市、志免町と、12日実施の飯塚市、桂川町の計7市町。

福岡市などの5自治体は、11日のゴール地点となる同競技場で参加ランナーがリレーする。
同日夜の関連イベントは無観客で行う。12日実施の飯塚市と桂川町は代替コースが確保できず、
リレーそのものが中止となる。ランナーは同日夜にある北九州市のゴール会場での記念イベントに参加する。

福岡県は1日に政府へ「まん延防止等重点措置」の適用を要請。服部知事は、対象区域とすることを求めている
福岡、久留米両市での公道実施は難しいとの見解を示していた。その他の聖火リレー参加自治体からも
公道での中止を求める声があり、県は両市とともに見送りを決めた。

一部自治体で公道での聖火リレー中止を発表する福岡県の服部誠太郎知事＝6日、福岡県庁