【朝鮮日報】 韓国与党、共に民主当選1回議員・李在明代表・金於俊氏ら72人を「内乱陰謀」「内乱宣伝扇動」で告発

▲与党・国民の力法律諮問委員会の朱晋佑（チュ・ジンウ）委員長（左から3人目）と同党議員／聯合ニュース

韓国与党・国民の力は31日、野党・共に民主党の当選1回の議員らと同党の李在明（イ・ジェミョン）代表、
ジャーナリストの金於俊（キム・オジュン）氏ら72人を内乱陰謀、内乱宣伝扇動、強要未遂などの容疑で刑事告発した。

【写真】金於俊氏の番組に出演した共に民主当選1回議員ら

　国民の力法律諮問委員会で委員長を務める朱晋佑（チュ・ジンウ）議員は同日午後、ソウル市鍾路区内資洞のソウル警察庁に告発状を
提出した直後に記者団の取材に応じ「共に民主党の当選1回議員らは、馬恩赫（マ・ウンヒョク）憲法裁判官候補者を任命しなければ、
国務委員（閣僚）全員を連鎖弾劾すると発表した」とした上で「国政中断の脅迫かつ国民に対する脅迫であり、国益を無視する行為だ」
と批判した。

　共に民主党の当選1回議員グループ「ザ民初」は3月29日に国会で会見を開き「韓悳洙（ハン・ドクス）大統領権限代行が
馬恩赫候補者を30日までに任命しない場合、再弾劾に乗り出す」との方針を明らかにした。
ザ民初は大統領権限代行職を継承するそれ以外の国務委員らに対しても「馬恩赫候補者を任命しなければ何も確認せず直ちに弾劾する」
と脅迫した。

　このように共に民主党の当選1回議員らと同党の李在明代表が「馬恩赫候補者を今後も任命しない場合、韓悳洙代行や国務委員らを
次々と弾劾する」と発言した事実を国民の力は問題視した。朱晋佑議員は「これは立法権力による行政権力の侵奪であり、国憲を紊乱
（びんらん）する内乱罪が成立する」と主張している。

　金於俊氏について国民の力は「ユーチューブを通じて『一括弾劾』を語り、視聴者に事実上の内乱犯行を宣伝・扇動した」と
判断したという。朱晋佑議員は「金於俊氏は誰も考えつかなかった連鎖弾劾について発言し、国民を脅迫するかのような指令を出した。
これを受けて共に民主党議員らは脅迫までしている。到底見過ごすことはできない」と述べた。

　朱晋佑議員は「馬恩赫候補者の任命については憲法裁判所でも判断したように、その時期についてはくぎを刺されておらず、
また強制する手段もない。基本的に大統領権限代行に裁量権がある部分だ」とも主張した。
朱晋佑議員はさらに「大統領に対する弾劾裁判の弁論が終結したにもかかわらず、後になって馬恩赫候補者の任命を強制し、
裁判の結果を人為的に操作しようとする試みに対しては、国民の力として断固阻止する」と断言した。

ヤン・ジヘ記者
記事入力 : 2025/04/01 13:00
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/04/01/2025040180085.html

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