【デルタ株】 若者への感染拡大が止まらない・・・英大学 「５月下旬～６月上旬の無作為検査、陽性者の多くはワクチン未接種だった」

インドで最初に確認された新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」は若年層の感染増加が際立つ。
選手やボランティアら若者が集まる東京五輪は、無観客開催やワクチン接種では対策が万全とは到底言えない。

世界で次々と出現する新たな変異株も拡大が懸念されると専門家は警鐘を鳴らす。人類とウイルスの闘いは依然として終焉が見えない。

マスク姿は見当たらない。飛び交う怒号と歓声。感染対策の実証実験と称し英ロンドンで１１日行われたサッカー欧州選手権決勝。
スタンドに６万７千人以上が密集した。

同選手権ではファンの感染拡大が確認され、スペインやクロアチア代表主力選手も感染。

接種が進んだとはいえ、世界保健機関（ＷＨＯ）幹部は「競技場だけでなく、人々は混雑した飲食店でも観戦していた」と嘆く。

若者への感染拡大が止まらない。英大学の研究によると、英国でデルタ株が主流になった５月下旬～６月上旬の無作為検査で
５～２４歳の陽性率が他の世代に比べて倍以上で、多くは未接種だった。

「学校が休校にならず規制も緩和され、若者が触れ合う機会が増えた」と担当者は分析する。

イベントや学校での集団生活も拍車を掛けた。
学校でクラスター（感染者集団）が発生したイスラエルのベネット首相は接種率の低い１２～１５歳への投与を重点的に進める方針。

日本や欧米が米ファイザー製ワクチンの対象年齢を１２歳以上とする中、同社は生後６カ月～１１歳への臨床試験（治験）も進める。

だが、接種を敬遠する若者は多い。「女性は不妊になる」　「感染より副反応の方が怖い」。
デマを含むインターネット情報にも影響される。

重症化リスクが比較的低い若者の間でまん延しても、医療崩壊に至る可能性は低い。
ジョンソン英首相はロンドンを含む南部イングランドで１９日にも行動規制を原則撤廃すると表明し、物議を醸した。

英大学の研究者は「若者への拡大が続けば接種済みの高齢者にも広がる」とくぎを刺す。

国内外の感染状況に詳しい関西福祉大の勝田吉彰教授（渡航医学）は「国内でもデルタ株など変異株の広がりで、
従来型ではかからなかった人も感染しやすくなっている」と強調。夏は冷房のため換気が不十分になりやすいことも不安材料だ。

若い世代への接種が進んでいない現状への危機感は強い。
無観客開催でもボランティアや関係者が多数集まる五輪。国内で中止決定が相次ぐパブリックビューイングも世界各地では実施される。

勝田教授は「国内では若者が興奮して公園や駅で飲んだり、盛り上がったりしてしまうと拡大リスクが高まる」と警告した。
https://www.muromin.jp/news.php?id=33782

それなら若者はどんどん感染したらいいよ
ワクチン打たなくてもいいもんね