『淀川大堰閘門』開通で京都～大阪湾を結ぶ航路誕生　吉村知事「船・水を強化していきたい」

　淀川の上流と下流を分断する「淀川大堰」の閘門で、３月１６日から船が通れるようになり、京都と大阪湾を結ぶ航路が誕生しました。

　１６日から通行可能となった淀川大堰閘門。ゲートが開き船が通過していきます。

淀川はこれまで、上流と下流をへだてる淀川大堰によって船の行き来ができない状態でした。

このため、４年前から水位を調整することで船が通れるようにする閘門の整備が進められてきました。

　１６日の開通で、大阪湾と京都を結ぶ淀川の航路が誕生し、十三では船着場の利用が始まりました。

　（大阪府　吉村洋文知事）「（来月）万博が開幕し、さらにＩＲもあり、街づくりもしていく中で、船・水を私は強化していきたい」

　この航路は観光のほか、災害時の物資輸送の面などでも期待されています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/59c7be94ea91f81c273ee10531f65eb3c3192cd9

2025年国際博覧会（大阪・関西万博）を機に、淀川の舟運の復活を目指す動きが本格化してきた。

万博会場の夢洲（ゆめしま）への水上ルートの発着地となる十三（大阪市淀川区）では、飲食店などを備えた船着き場の整備が進む。

淀川大堰には船の通り道となる閘門（こうもん）が25年3月に完成。

大阪湾と京都をつなぐルートの設定が可能になる。

利用価値を秘めた舟運を生かす知恵が問われる。

25年3月、阪急十三駅から徒歩…