「差別するな」”旧統一教会”信者が議会に関係断絶宣言しないよう陳情書　全国の議会でも関係者が同様の動き

11月、京都市議会に提出された陳情書。そこに書かれていたのは…

【京都市議会に提出された「陳情書」より】
「特定宗教及びその関連団体とは一切の関係を持たないなどと宣言しないこと」
「特定宗教及びその関連団体との関わりを調査・質問しないこと」

提出したのは信仰を始めて約50年という、京都市に住む”旧統一教会”の信者です。

【”旧統一教会”信者(70)】
「差別するなということです。教会をつぶそうとしているわけでしょ。それはいけない。ちゃんと信仰して、いっぱい幸せ得ている人がいるから」

陳情書には、首長や地方自治体が特定の宗教と関係を持たないと宣言することは、その信仰を持った市民への差別や干渉となる疑いがあり、政教分離の原則を定めた憲法に違反すると書かれています。
今月5日に開かれた京都市議会の委員会では、陳情があったことが報告されたものの、特に議論されることはありませんでした。

この陳情書について京都市議会の田中議長は…

【京都市議会　田中明秀議長】
「文書をそのまま読ませていただいて、『はいそうですか』にはならない。実際に旧統一教会に関してはいろんな問題が表立って出てきていますので、そこでこの団体の名前が入っていることであれば、そのまま受け取るのは難しい」

安倍元首相の銃撃事件が起きてから、旧統一教会と政治との関係を断ち切ろうという動きが続いています。岸田文雄首相は今年8月に「当該団体との関係を断つことを党の基本方針とし、所属国会議員に徹底する」と宣言

安倍元首相の銃撃事件が起きてから、旧統一教会と政治との関係を断ち切ろうという動きが続いています。岸田文雄首相は今年8月に「当該団体との関係を断つことを党の基本方針とし、所属国会議員に徹底する」と宣言。

地方でも富山市議会が今年9月、旧統一教会やその関係団体と「今後一切の関係を断ち切る」と宣言しています。

こうした状況の中で、「宗教と政治」の関係性を見直すよう求める書面は、愛知県や福岡県の市議会、関西でも兵庫県議会など各地に提出されています。
そのうち、滋賀県議会と大阪府の豊中市議会に提出された文面を見比べると、あることが明らかになりました。

「現在、マスコミ等で政治に対し、特定の宗教団体及びその関連団体との関係を断つよう求める論調が繰り返され…」
文章の書き出しは全く同じ。違うのは、自治体名だけです。教団が組織的に関与したものなのでしょうか。

京都市議会に陳情書を提出した信者は…

【”旧統一教会”信者(70)】
「別に組織的にやっているわけではない。マニュアルっていうか、作ってもらった人はいるわね」

–Ｑ:旧統一教会は関係ある？

「それは仲間内では相談したりしているけどね。内容はみな同じようになるのは当然だと思う。出したいけど、書き方が分からないから教えてもらってこうなった」

–Ｑ:誰に教えてもらった？教会の方？

「まあ、そうだね」

関西の主な自治体に確認したところ、陳情書は、兵庫県、加古川市、京都市、豊中市、滋賀県の各議会に提出されていました。

　陳情書の提出について、旧統一教会本部に取材したところ「教団としては一切関わっていない」とのことでした。

ただ、豊中市と滋賀県に出された陳情書の内容はほぼ同じで、組織的なものではないかという疑問が残ります

（略）

https://news.yahoo.co.jp/articles/242525e9ea2325d7c8ffadfb8c1352da895fdb8e

国によっては、はっきり決別宣言や、パブリックエネミー認定するよな

それを組織的な動きって言うんだけど。それすらわからなくなるんだね。