K−POP”1億円を切るぐらいで” 奈良県が韓国側に伝える

Ｋ−ＰＯＰ“１億円を切るぐらいで” 奈良県が韓国側に伝える｜NHK 奈良県のニュース
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20250131/2050017636.html

01月31日　18時17分

Ｋ−ＰＯＰのコンサートをメインにした韓国との交流イベントをめぐり、山下知事は当初、屋外での開催でおよそ２億７０００万円かかるとしていた総事業費を削減する方向で検討を進めていて、韓国側には屋内での開催にすれば総事業費は１億円を切るぐらいだと伝えていることを明らかにしました。
これについて山下知事は、韓国側や県議会と調整を進め、２月中に結論を出すとしています。

奈良県は韓国の人気歌手によるＫ−ＰＯＰのコンサートを柱とした韓国のチュンチョン南道（忠清南道）との交流イベントをことし１０月に実施する計画を進めていますが、当初示された総事業費が奈良公園での開催でおよそ２億７０００万円にのぼることから県議会などから削減を求める声が上がり、総事業費削減の方向で検討を進めています。
これについて山下知事は１月３１日の定例記者会見で、韓国側には屋内での開催にすれば総事業費は１億円を切るぐらいだと伝えていることを明らかにしました。

検討の中では、演出のための設備などをより簡素化して３０００万円程度にまで削減する案もあるということです。
山下知事は２月、チュンチョン南道側の知事と会談したり、県議会と話し合いを持ったりして具体的なイベントの内容や総事業費について調整を進め、２月中に結論を出すとしています。

また、この会見では、埼玉県八潮市で起きた下水道管の破損が原因とみられる大規模な道路陥没事故を受けて、奈良県では大和郡山市にある県の「浄化センター」につながっている総延長距離９６.４キロのうち、直径２メートル以上の大きさの下水道管およそ１５キロについて、腐食などが起きていないか緊急点検を行うとの説明がありました。
県では、報告期限の２月７日をメドに点検を完了したいとしています。