【朝鮮日報】韓日のビザ発給停止した中国、米・豪とは航空便正常化を加速

韓国人と日本人に対するビザ発給を停止した中国が、米国とオーストラリアとの航空便の運航正常化を積極的に推進している。米国とオーストラリアも韓国や主要国と同様に中国からの旅行客に対する新型コロナの水際対策を強化しているが、中国の「特別待遇」を受けているのだ。中国は最近になって米中関係の改善に乗り出しており、さらにオーストラリアとの関係でも「雪解け」を模索しているとの分析が聞かれる。

　中国新聞網が12日に明らかにしたところによると、中国民用航空局運輸司（運輸局）のトップ、梁楠氏は今月10日「民用航空局は8日から中国と外国の航空会社による運航再開申請を受け付けている」として、中国と米国の航空各社が両国間の航空路線の運航再開を申請したと明らかにした。さらに、運航再開を歓迎するとして、民用航空局が米国側との意思疎通を強化すると述べた。

　中国は最近、米国に対する態度を軟化させ、米中関係改善に乗り出している。新たに就任した秦剛・中国外相は4日、ワシントン・ポスト氏への寄稿で「（駐米）大使時代は有名な対中強硬派議員にも会った」「中米関係のドアは一度開いたら二度と閉まることはないだろう」として、中米関係の安定化に意欲を見せた。

　中国は、中豪関係の改善に向けてオーストラリアとの航空便の正常化にも積極的に乗り出している。英紙ガーディアンは10日、中国の航空各社がオーストラリア路線を急速に増やしており、オーストラリアを訪問する中国人旅行客が急増するとの見通しを示した。また、投資銀行のJPモルガンは7日に公表したリポートで、中国の旅行客と留学生がオーストラリアに戻ってくればオーストラリアの国内総生産（GDP）は最大1％以上伸びると分析した。

　中豪関係は2020年から最近まで悪化の一途をたどっていたが、昨年発足したオーストラリアの新政権が中国への態度を軟化させ、関係が急速に改善している。オーストラリアのペニー・ウォン外相は先月、中豪国交正常化50周年を機に訪中し、外交・戦略対話で貿易・防衛分野での話し合いを再開することで合意した。

　中国は韓国と日本に対するビザ発給停止などの措置について「（相手国の）差別的措置に対する措置」と主張している。しかし中国は、中国からの入国者に対する水際対策を強化した約20カ国のうち韓国と日本だけを対象に報復措置を取った。これについては、「入国制限規制を特定の国に対する圧迫手段として使っている」との指摘が出ている。ただし韓国の場合、中国からの入国者に対する新型コロナ検査を義務化しただけでなく、中国人に対する短期ビザ発給を停止していることから、他国より規制が厳しいと見なされたようだ。

北京＝イ・ボルチャン特派員

チョソン・ドットコム／朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2023/01/12 19:30
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/01/12/2023011280229.html

※関連スレ
中国政府「差別的入国措置に対抗措置」　日韓から中国への渡航ビザ発給手続き停止 ★２ [1/10] [Ikhtiandr★]
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1673353056/

感染拡大が酷ければ春節特需で帳消しにならん可能性もあるわけで
どーせ日本に来たがるんだから、検疫強化でハードルを上げた方が有益なんだが