【ウクライナ侵略】アメリカ、ウクライナ兵にミサイル操作訓練を実施へ 約100人参加

アメリカ、ウクライナ兵にミサイル操作訓練を実施へ　約100人参加
毎日新聞 2023/1/11 08:29（最終更新 1/11 08:29） 463文字
https://mainichi.jp/articles/20230111/k00/00m/030/017000c

　米国防総省のライダー報道官は10日の記者会見で、ロシアの侵攻を受けるウクライナ軍に対し、
地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット」の操作などの訓練を
早ければ来週から米南部オクラホマ州の米軍基地で実施すると発表した。
通常は1年近くかかる訓練プログラムを数カ月に短縮し、早期の実戦配備を目指すという。

　ライダー氏によると、訓練にはパトリオットのシステム一式の操作に必要な90～100人のウクライナ兵が参加し、
システムの運用や維持管理の方法を学ぶ。オクラホマ州の米軍基地では米兵もパトリオットの操作訓練を行っている。
米軍はこれまでにも米本土でウクライナ兵に無人航空機（ドローン）の操縦訓練などを実施してきた。

　パトリオットは米軍の主力の防空システムで、短距離弾道ミサイルや巡航ミサイル、一部の航空機を撃墜できる。
最も優れたシステムとされ、これまで米国の同盟国を中心に供与されてきた。
米政府は昨年12月にウクライナのゼレンスキー大統領が訪米した際に供与を公表。
ドイツも足並みをそろえる形で5日に供与を表明している。【ワシントン鈴木一生】