静岡市が建設中の歴史博物館、初年度は３億2000万円の赤字予想。翌年以降は赤字額増加の見込み。 ｢社会教育施設なので公費負担は必要

静岡市　建設中の歴史博物館　赤字予想も観光資源で魅力高める

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http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20210922/3030013357.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

静岡市中心部で建設中の新たな歴史博物館について、市は、開館する再来年には
新型コロナの影響が収まり、初年度で５０万人が訪れるという推計をまとめたことがわかりました。
毎年３億円余りの赤字が想定されるということですが、市は
「社会教育施設なので、ある程度の公費負担は必要なことだと考えている。
観光資源として魅力を高めていきたい」としています。

静岡市は、市の中心部にある駿府城公園に隣接する土地に徳川家康の生涯などを伝える
新たな歴史博物館を再来年２月に開館する予定で約６２億円をかけて建設を進めています。
この博物館について市は開館までには新型コロナの影響が収まり、
初年度は有料の展示室に１４万人、無料の展望スペースなどに３６万人の、
あわせて５０万人が訪れるという推計をまとめたことが市の内部文書でわかりました。

この初年度の推計の場合維持管理などの運営費は３億９０００万円あまりがかかる一方、
入館料収入は７０００万円となり３億円余りの赤字が想定されるということです。
２年目以降は運営費の額は変わらない一方で入館者数と収入は目減りして
赤字幅は大きくなっていくとみられますが、市は運営費を負担していく方針です。

静岡市歴史文化課は「社会教育施設なので、ある程度の公費負担は必要なことだと考えている。
駿府城跡から発掘された石垣と一体的に見てもらい、観光資源としての魅力を高めていきたい」
と話しています。

09/22 09:53