「安全・安心」唱えて失敗する東京五輪　精神論先行でなく、今こそ科学的リスク管理を

「安全・安心」唱えて失敗する東京五輪　精神論先行でなく、今こそ科学的リスク管理を
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210613-00000001-yonnana-soci

　「〇〇的な」「〇〇風に思っています」。近年、日本では学生から政治家まで、判断の責任を問われないような言い回しが多い。こうしたリスク回避時代に「安全・安心」は違和感なくマッチする。だが、リスク管理に「安全・安心」は禁じ手だ。安全が最優先なのに、安心を強調することは精神論を先行させる。その結果、本当にやるべき対策がおろそかになり、リスクと被害が拡大してしまうのだ。安全・安心を強調しながら開催に突き進む東京五輪で日本はどうなるのだろうか。（リスク管理・コミュニケーションコンサルタント＝西澤真理子）

　▽「安心」ブランド日本
　グローバルに「安心」を発信し、強みにできる日本は素晴らしい。治安も良いし、店員のサービスも親切丁寧。家電から日用品に至るまで、不良品はほとんどなく、偽物をつかまされる危険もない。

中略
　「安心」は、パワーワードではあるがもろ刃の剣だ。本当に「安全」が担保できる場合のみ「安全・安心」をつなげて使用できる、という注釈が必要だ。

　本来「安心」を客観的に示す指標はない。「安全・安心」は、「やっている感」を出すパフォーマンスに使われやすいからだ。

　▽「安全」と「安心」は全くの別物
　「安全」と「安心」の違いを考えたことがあるだろうか。この二つは全くの別物だ。「安全」は客観で、「安心」は主観。客観には根拠が必要で科学的に実証できる。

　主観は人によって違う。ある人が安心と思っても、ある人は安心できないことは多々ある。あくまで心理的要素なので当たり前だ。

中略
　▽問われるのはリスク管理
　さて、開催まで５０日を切った東京五輪・パラリンピック。菅義偉首相は、国会答弁でも記者会見でも「安全・安心な大会」をお経のように唱える。しつこいほどに「安全・安心」を強調し、準備を進める。一方、ここにきて海外からもコロナ対策への疑問が聞こえてくる。

中略
　ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン（ＮＥＪＭ）誌の論評でも、米公衆衛生の専門家たちが異議を唱え、リスク管理手法をすぐに導入して参加者を守るべきだと主唱する。

中略
　専門家はＩＯＣガイドラインの例えば以下の点を問題視している。

　選手の「相部屋」使用。食堂を含む共用部での具体的なソーシャルディスタンス方法の欠如。選手の自前マスク使用などだ。

　これらの点は、世界選手協会（ＷＰＡ）が作成した「一般と選手の健康を守るための東京五輪におけるベストプラクティス」では、一人部屋使用や全屋内での人数制限、医学的認可されているマスクの提供を提言している。

　仮に菅首相が唱える「安全・安心」な五輪を開催するのであれば、不安に思っている多くの国民が納得し、安心できる、客観的に検証しても問題がない安全対策を取る必要があろう。

中略
　経済面でも、開催による経済効果とその後のコロナ感染拡大による経済損失の大きさは、まったく釣り合わない。

　野村総合研究所の試算では、オリンピックとパラリンピックが中止された場合の経済的損失は１兆８１０８億円。無観客の場合は１４６８億円だ。２兆円近い損失は大きなダメージに思えるが、ＧＤＰの０・３３％で「景気の方向性を左右するほどではない」と結論づける。

　緊急事態宣言の影響はオリンピック中止を大きく上回る。損失について、１回目（昨年４―５月）は約６・４兆円。２回目（今年１―３月）は約６・３兆円。すでに、オリパラ中止の７倍近いダメージを負っている。

中略
　オリパラで経済効果と高めるというのも経済的「安心」神話に過ぎない。

　▽今こそ震災時の失敗から学びたい
　１０年前の東京電力福島第１原発事故時のような、クライシス時の混乱が起きている。原発建屋の水素爆発の映像をテレビで目の当たりにした後「原子炉は大丈夫。安心してください」と政府に言われても、その言葉を信じる人はどれだけいたのか。

　後日に原発がメルトダウンを起こしていたと発表されたことで、情報への不信感が募った。そのことによる政府や科学者、東京電力への信頼の欠如こそが、福島への風評被害のもととなっている。

中略
　「安全・安心な大会」。菅首相が国内外に発信した言葉は、科学の検証に耐えるレベルには至っていない。オリンピックをめぐって「ジャパン」ブランドの真価が問われている。

>>1
コンコルド効果

コンコルド効果（Concorde Effect）とは、このまま投資を進めると損失が出ると分かっていても、これまでに投資した分を惜しみ、ついつい投資を継続してしまう心理的傾向のこと。
ファイナンスや経済学でもよく使用されている用語で、別名、「サンクコストバイアス」ともいいます。

ジャパンナイザー

>>1
精神論ではなく(お友達間の)利益論

東京五輪関係者のしょくんは穂積陳重せんせいの法窓夜話・続法窓夜話を読みましょう。すでに多くの読者に支持されている古典的名著だ。

所轄の大臣が全員文系なのに無理ゲーすぎる。

>>8
大臣は自分で判断しなくてよろし
そのために専門家会議が設置されて答申するんだから
大臣がすべきことは適切な専門家会議を設置して
諮問を下すこと

むりです。
日本人には80年前の検証すら出来ません。負けた理由、勝てなかった反省すら出来ない戦犯の孫が元首相だからな。

数字を見れば、日本の感染症対策が如何に優秀かよく分かる
現時点でオリンピックをやれる国は日本だけ

五輪期間中と開催後一年くらいは感染者数を発表しない、とかありそう

日本は戦後70年以上経っても『言霊主義』がまかり通ってる。
負けると思ったら負ける！
出来ると念じればなんだって出来るんだ！
原発問題といい日本は失敗から何も学べない劣等民族。

>>1
1915年の東京オリンピックは中止にできたのにね。

>>16
コロナに対して最もクリーンな部類の国で、選手かや関係者にワクチン打たせてくるなら、これほどの感染対策は無いだろ

利権先行

そんなもんアホ共が反対反対言ってる前からとっくにやってるわ
今更何言ってんだバカかこの記者は

>>21
じゃあこれまで五輪関連で掛かった数兆円規模の金は強硬派だけで払えよな
強硬派は日本全体の2割程度だけど頑張れw

開催派って科学的なことは何も示さず感情論精神論しか言わないよな
恥っていう概念がないのかな

>>23
反対派もアホが断定形で語ってるだけで、学のあるやつは～の可能性って必ずボカしてるだろw

>>1
安全安心と繰り返すときは実は安全安心じゃないって事が原発で証明されたから

放射能もこれだもんな
実際には人が住めない状況
無能政府には五輪でコロナ拡大したら必ず責任をとってもらうからな

興行場法で義務付けられた換気設備のある映画館を休業させて
混み合ってるデパ地下を営業させる政府だぞ
科学的より"やってる感"が重要なんだろ？

そろそろ
一億火の玉
とかスガーリンが言いそうだ

どう考えても小池が悪い

日本人に真実や科学は不要
政治家と官僚の利益だけが正義

本来なら分科会の専門家とかが、何にどの程度のリスクがあるのか科学的根拠を元に示すべきなのに、
日本の専門家は「リスクはゼロじゃない以上有る、後は知ったこっちゃない」というアリバイ作りで終わってる
国民も「専門家がリスクが有るって言ってるだろ」で思考停止

科学リテラシーの低い国民性だから仕方がないけど

オーストラリア選手団が入った6月2日以降、選手団の滞在してる群馬県の検査数がすごく減ってるな
大会始まったら東京も減るだろうし、統計上は安全安心

安心安全な大会を開けるなら
自粛もテレワークも必要ないよな？
一斉解禁でいいんだよな？

まさか自分達だけ利権で美味しい思いをして日本国民にだけ無理を強いるとかないよな？

科学的根拠もなく
バカみたいな自粛要請を長期で続けろとプロパガンダ流しているマスゴミが何を言うか

>>1
精神論ではなく
単に上級達の
欲望論である

原発がぽぽぽぽーんした国だから
オリンピックの後でコロナが感染爆発しても成功だと言い張るだけ

何の問題もない、いや
まるで成長していない……