酒類広告を包括的に規制、首相令を公布　アルコールの効果について誇張する表現、誤解を与える表現を禁止　カンボジア

https://news.yahoo.co.jp/articles/50a03d57342c9c6c4d2aee2a704eeb1ecc29f793
　カンボジア政府は７月31日、酒類の広告を包括的に規制する新たな首相令を公布した。
社会秩序維持、公衆衛生改善、競争の公平性確保が目的。プノンペン・ポスト（電子版）が７月31日伝えた。

首相令によると、酒類の広告の規制はアルコール度数３％以上の全ての飲料のデジタルを含む全ての広告が対象で、
７月23日付で発足した酒類広告管理チームが監督する。
広告を出稿するには、同チームの事前許可が必要となる。

広告は、未成年者らを保護するために定めた厳格な基準に従い、過度な表現は控えるものと規定。
アルコールの効果について誇張する表現、誤解を与える表現を禁止した。

ステージ上での飲酒、未成年者を対象にした広告を禁止。
午後６～８時のテレビ、ラジオでの広告制限について規定した。
学校、病院から200メートル以内に屋外広告を設置することも禁止。
広告の表面積の25％以上に「飲酒運転禁止」を求める文面を表示することも義務付けた。

酒類広告の掲載許可を求める申請は、酒類広告管理チームの事務局が月～金曜日にオンライン、窓口で受け付ける。
すでに広告を出稿している場合は、３カ月以内の許可の取得を義務付けた。