西村大臣「三鷹駅問題、知事に説明責任」いうほど問題やったっけ？

新型コロナウイルス対策を担当する西村康稔経済再生相は14日、緊急事態宣言に準じる「まん延防止等重点措置」の対象区域が東京都のJR三鷹駅の南北で分かれた問題について、「（小池百合子）東京都知事に説明責任をしっかり果たしてほしい」と述べた。
この日の衆院内閣委員会で、立憲民主党の大西健介氏の質問に答えた。

三鷹駅の北口側の武蔵野市は重点措置の対象で、飲食店は午後8時までの時短営業に。
一方、商店街が広がる南口側の三鷹市は重点措置の対象になっておらず、三鷹駅をはさんだ「南北問題」が生じている。
大西氏は「不公平だという声もあるし、時短の時間になると客が（南口側に）どっと流れてくるというようなことが起きている」と指摘した。
西村氏は「どこかで線を引かなきゃいけないことから、どこでもこういうことが生じる」と理解を求める一方、
「どの地域を対象とするかは都道府県知事の判断」とし、「東京都、そして東京都知事にこうした措置の裁量、責任がありますので、説明責任は知事にしっかり果たしていただきたい」と述べた。

一方、南口側については「少し繁華街があると聞いておりますけれども、例えばそこの何丁目とかも（対象地域に）プラスすることもやろうと思えばできる」とした。
この問題をめぐり、小池都知事は9日の記者会見で、「店舗数、感染者数及び人口比などを総合的に判断して決めた」と説明した。
「三鷹に限らず、様々な線引きによって変わってくることがあるかとは思うが、しっかりと対応して頂き、利用される方も基本を守った対応をお願いしたい」とも話した。
重点措置は、対象の都道府県を国が決め、具体的な対象地域は知事が決める。
一方、国と各知事は連携して対応を進めており、東京都を重点措置の対象に加える案を有識者による分科会に諮った9日に、西村氏は都内の対象地域についても説明していた。

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