旧型ガソリン車は27年に「淘汰」、新エネ車45%　中国が目標発表

中国共産党と中国政府が11日、環境をめぐる中長期的な目標を示した文書を発表した。2027年に新車に占める新エネルギー車の割合を45%に高めるとし、旧型のガソリン車について「淘汰（とうた）」との文言を盛り込んだ。放射線の安全についても言及し、海洋での監視も強めるとした。

　「美しい中国の建設を全面的に進めるための意見」と題した文書では生態保護やエネルギー、汚染対策など多くの分野について、27年と35年の数値目標を示した。

　このうち自動車分野をめぐっては27年までの努力目標として、新たに増える自動車に占める、電気自動車（EV）などの新エネルギー車の割合を45%に引き上げるとした。同じ27年の目標でガソリン車など旧型の内燃機関車（エンジン車）について「基本的に淘汰」としたが、詳細な意味や施策については明らかにしていない。

　中国政府の指導を受ける業界団体はこれまでに、「2030年に新エネ車が市場の40%前後、35年に50%以上を占める」との目標を明らかにしており、今回はそれが前倒しされた可能性がある。

放射線「管轄海域での観測と研究を強める」
　一方、原子力や放射線をめぐ…(以下有料版で、残り244文字)

朝日新聞　2024/1/11 21:42
https://www.asahi.com/sp/articles/ASS1C72WXS1CUHBI02Y.html?iref=sptop_7_06
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