日本バレーボール協会会長に川合俊一氏が就任

日本バレーボール協会新会長に川合俊一氏

　日本バレーボール協会の新会長に、１９８８年ソウル五輪代表の川合俊一氏が就任することが１７日、スポーツ報知の取材で分かった。同日の理事会で理事として選任され、１８日の評議員会で承認、その後開く臨時理事会で会長に選ばれる見通し。同協会は、嶋岡健治前会長がビーチバレー国際大会に絡んで診断書が偽造された問題で責任を取り、辞任。後任の選考を急いでいた。

　関係者によると、会長として複数の候補者が上がったが、バレー界に精通し、知名度も高く、発信力もあることから、川合氏を推す声が高まったという。川合氏は、日本代表として８４年ロサンゼルス、８８年ソウル両五輪でプレー、その後は、日本人初のプロのビーチバレー選手に転向。現役引退後はスポーツキャスターや、タレントとしても活躍。現在は、日本ビーチバレー連盟会長を務めている。

　かつてお家芸と言われたバレーも、近年は低迷。昨年開催された東京五輪では、開催国枠で、男女バレー、同ビーチバレーの４種目に出場したが、メダルはゼロ。バレーでは、女子は１２年にロンドン大会銅メダルを獲得したが、男子は７２年ミュンヘン大会金メダル以来、メダルには届いていない。代表の強化は急務だ。また国際大会の日本開催が激減したため、日本協会の収入が大幅に減少しており財政面の立て直しなど問題は山積している。川合氏にとっては、荒海でのかじ取りとなる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/16cbc0f039b3239411ac01cf006b42b669d7aea9