人の命はこんなに安いのか。無免許飲酒ひき逃げの三点セットで懲役3年半。車カスの福田拓海被告

無免許で酒気帯び運転しひき逃げ、21歳男に判決　裁判官「1人の命が失われた。一生忘れてはいけない」　福井地裁
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba36839675c671f0b5a7da8e42d5bf4a5312efd4

2021年11月、福井県福井市の県道で酒気を帯びて無免許で車を運転し、女性をはねて死亡させたにもかかわらず逃走したとして自動車運転処罰法違反（無免許過失致死）と道交法違反（ひき逃げ、酒気帯び運転）の罪に問われた福井市、無職の男（21）の判決公判が6月9日、福井地裁であった。河村宜信裁判官は懲役3年6月（求刑懲役5年）を言い渡した。

　判決理由で河村裁判官は「前方注視という最も基本的な注意義務に違反した過失は重く、救護という最低限の義務も投げ出した」と非難。同様の違反などによる保護観察期間中の犯行でもあり「刑事責任は重く、相当の期間の実刑が相当」と述べた。

　一方、両親が今後の監督を約束していることや、被告が若年で精神的な未熟さが背景にあることなども考慮したとした。

　最後に「あなたのやったことで、1人の命が失われた。一生忘れてはいけない」と説諭した。

　判決によると、無職男は酒気を帯びた状態で昨年11月3日午後5時15分ごろ、福井市西河原町で無免許で軽乗用車を時速約59キロで運転。左前方を歩いていた女性＝当時（82）＝をはねて死亡させ、逃走した。