ガイア、オルテガ、マッシュ！これより鉄条網に肉弾特攻をかける！「肉弾三勇士」の墓碑の写真見つかる

「肉弾三勇士」の墓碑撮影した写真？頭下げる軍人の姿　旧家で見つかる

https://news.yahoo.co.jp/articles/526a649b6039b440cc3751cf57983315fb3c4c8e

発見された「肉弾三勇士」の墓碑とみられる写真（下）。3人の顔写真（右上）に添えられたのが軍服の切れ端

　1932（昭和7）年の上海事変で爆弾を抱えて敵陣に突入した旧日本軍の「肉弾三勇士」の墓碑を、戦地・上海で撮影したとみられる写真が、福岡県小郡市の市指定有形文化財「平田家住宅」で見つかった。荒野に立つ墓碑に向かって頭を下げる軍人の姿が写っている。

【写真】肉弾三勇士の活躍を伝える福岡日日新聞の号外

　三勇士は江下武二（佐賀出身）、北川丞（長崎出身）、作江伊之助（同）。久留米市にあった旧陸軍工兵隊第18大隊に所属した。上海事変で導火線に火がついた爆弾を抱きながら鉄条網に突っ込んで戦死し、英雄としてあがめられた。

　小郡市教育委員会によると、昨年3月、平田家から市に寄贈された収蔵品の整理中に発見された。写真は縦約22センチ、横約27センチ。写された数本の墓碑には「為嗚呼忠勇義烈三勇士之霊」と書かれている。台紙の裏には「上海出征記念」「昭和7年3月」とあった。

　平田家の6代目当主は三勇士の上官と交流したとされるが、写真が平田家に持ち込まれた経緯は分からない。三勇士の軍服と書かれた切れ端も見つかった。市教委の担当者は「平田家と軍関係者との交流が分かる資料だ」と話す。