【FRIDAY】反社との関係も問題に…白鵬は「浅香山部屋付き親方」となるが解決には程遠い相撲界の”深い闇”

FRIDAY
3/23(土) 9:00

所属する幕内・北青鵬による暴力問題で宮城野部屋が大きく揺れている。

元横綱・白鵬の宮城野親方（39）は監督義務違反等に問われ、委員から年寄への２階級降格と、３ヵ月の20％報酬減額とする処分受けた。４月以降は師弟ともに所属する伊勢ヶ濱一門の元大関・魁皇の浅香山部屋に転籍。部屋付き親方となることがほぼ決まったようだ。

SNS では、

《野球、宝塚、相撲とイジメ問題が続いているが、最悪の事態を迎える前に野球と相撲では加害者が引退することになった。これは今まで無かったことでは？》

《相撲協会も色々と良くない点はあるが 今回の対応は評価できる。 現役の時は好き勝手やった白鵬もおしまいだな》

などと、相撲協会の対応を歓迎する声が多く聞かれる。

一方で、

《協会幹部に責任を問う資格はあるのか？》

《親方としては、非常に情け無く、残念だが、それにしても部屋まで潰そうとは……。どれだけ、モンゴルにお世話になったんだ。早く理事に戻せ》

などと、対応が厳しすぎるとの声も出ている。確かに、これまで部屋の弟子による暴力事件は数多あれど、ここまで厳しい処分が下されることはなかった。

そういったことから、「協会は宮城野親方を“追放”したいのではないか」と見る向きもある。相撲部屋の関係者は、

「現役時代の白鵬に対しても親方になった今でも、協会内外でアンチが多いことは事実です。親方は10年以上も前から国際親善交流相撲大会である『白鵬杯世界少年相撲大会』の世話人を務めています。この大会が世界中から力士予備軍を発掘する役目も担っているのは暗黙の事実。

ハッキリ言って“青田刈り”です。また学生相撲の強豪、鳥取城北高校ともパイプがあり、宮城野部屋には有能な力士の卵が集まるシステムが出来上がっていた。５年後、10年後には宮城野部屋の力士が毎場所優勝するような事態になる可能性も否定できませんでした」

などと語った。

またモンゴル勢が勢いを増し、日本勢を圧倒している状況に危機感を募らせている関係者も多く、厳しい処分が下されたのは、これ以上親方を増長させてはならないと牽制する意味があったのではないかという。

しかし、一方で、今の相撲界はモンゴル勢なしでは成り立たない状況であることは誰もが知るところ。筆頭である宮城野親方を簡単に追放するわけにはいかないようなのだ。そんな中、宮城野親方にある疑惑が浮かんでいる。

３月19日、『NEWSポストセブン』が、宮城野親方と反社会勢力の可能性のある男性との関係を報じている。〈白鵬米「夢」〉の収穫イベントで、新潟・南魚沼市議が“白鵬の取り巻き”である販売会社の支援者の男性から暴行を受け、その後、呼び出しを受けて脅迫されていたという。記事では、その男性が反社の可能性があることを示唆しているのだ。

「宮城野親方に限らず、反社との交友関係が確認された場合は即追放となります。協会も戦々恐々となっているでしょう。というのも、相撲協会は元々財団法人だったのですが、’14年に公益財団法人になりました。

その分、責任も重くなったんです。宮城野親方と反社との関係が明らかになった場合ただでは済まされず、協会幹部も監督責任を問われることになるでしょう」（前出・部屋関係者）

相撲界の闇は深く、膿を出し切るにはまだまだ時間がかかりそうだ。

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３月場所初日に高級バッグを持参して現れた宮城野親方

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