【EXILE】台湾での初海外単独ライブでファン５０００人熱狂　“国民のお兄さん”ＡＫＩＲＡの願い叶う

スポーツ報知　12/10(日) 4:00

初の台湾ライブを行ったＥＸＩＬＥ（ダンサーはＥＸＰＧ台北校の生徒）

　【台北（台湾）９日＝増田寛】ＥＸＩＬＥが、ＴＡＩＰＥＩ　ＭＵＳＩＣ　ＣＥＮＴＥＲで、初の海外単独ライブを行った。グループを代表してリーダーのＡＫＩＲＡ（４２）、ＴＡＫＡＨＩＲＯ（３９）、橘ケンチ（４４）、ＴＥＴＳＵＹＡ（４２）、ＮＥＳＭＩＴＨ（４０）、ＳＨＯＫＩＣＨＩ（３８）が出演。１１月には所属のＬＤＨの主要グループ会社が現地に創設されるなど結成２２年にして新天地に進出した。

　日中の気温が季節外れの３０度に迫ろうとする台北で、ＥＸＩＬＥが熱狂を巻き起こした。ＡＫＩＲＡは流ちょうな台湾語で「終於在台灣和大家見面了、真的很開心！（やっと台湾でみんなに会えて本当にうれしいです）」と５０００人を前にあいさつ。異国の地でも日本と変わらぬ熱いパフォーマンスを見せた。

　３曲目「ＶＩＣＴＯＲＹ」では曲が完全にストップする音響トラブルに見舞われたが、ＴＡＫＡＨＩＲＯは「まさか曲が止まるなんて思わないでしょ。今までにないことが起こって、思い出に残るね」と会場を盛り上げ、台湾でも人気の「Ｃｈｏｏ　Ｃｈｏｏ　Ｔｒａｉｎ」など２３曲を無事披露した。

　念願の場所でのライブだった。ＡＫＩＲＡは「台湾の１発目は絶対にＥＸＩＬＥでと思っていた。ＨＩＲＯさんの築いた“ＥＸＩＬＥイズム”を強く継いでいる６人。このメンバーでアジアを開拓し、切り込んでいくことに意味がある」。意外にも今回が海外での初の単独ライブ。「海外のファンの方に日本に来てもらって、今までは良い意味で国内のライブということに誇りを持っていた。でも、２０年以上やってきて、これからは積極的に海外に向かい、恩返ししていこうと思った」と説明した。

　２０１９年に“国民のお姉さん”こと台湾の人気女優・林志玲（リン・チーリン、４９）とＡＫＩＲＡが結婚すると“国民のお兄さん”と現地で愛され、ＥＸＩＬＥの名が一気に浸透。２０年に台湾版紅白歌合戦「超級巨星紅白藝能大賞」で白組大トリとして初パフォーマンスを行い、コロナ禍を経て、今年７月に台北最大の音楽フェス「ＳＵＰＥＲ　ＳＬＩＰＰＡ」に出演。１１月には、ＬＤＨの台湾拠点「ＬＤＨ愛夢悅」にＡＫＩＲＡが代表取締役として就任し、今回のライブ開催に至った。

　８日に台北の空港に到着した際は２００人のファンが“熱烈歓迎”に駆けつけた。同日の会見には現地メディア約７０人が集結。手厚い歓迎を受けたＡＫＩＲＡは今後の活動について「たくさんのＥＸＩＬＥ　ＴＲＩＢＥグループを台湾に連れてこられるようにし、ファンミーティングもやりたい。ＬＤＨの名を台湾から世界にとどろかせたい」と今後を見据えた。

　「ＴＨＥＪＥＴ―」もデビュー曲など披露　〇…この日のライブには、ＡＫＩＲＡがプロデュースし、８月にデビューした１０人組「ＴＨＥ　ＪＥＴ　ＢＯＹ　ＢＡＮＧＥＲＺ」も出演し、デビュー曲「Ｊｅｔｔｉｎ’」など３曲を披露した。家族の都合で台北に在住している佐藤陽（１８）は、ＬＤＨのスクール「ＥＸＰＧ」台北校の生徒で凱旋公演に「全力でパフォーマンスします！」。佐藤を教えた経験もあるＡＫＩＲＡは「ＥＸＩＬＥのパフォーマンスを見て、台北からスターが羽ばたいてほしい」と目を細めた。

報知新聞社
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