【韓国】　梨泰院プレスの現場に献花相次ぐ　芸能界にはイベント中止の動き

「国の大黒柱を大勢失った」梨泰院の現場に献花相次ぐ…韓国芸能界にはイベント中止の動き

　日本人女性２人を含む１５４人が死亡したソウルの繁華街・ 梨泰院イテウォン の
転倒事故現場や市内では３１日午前、犠牲者を悼む人たちの姿が多く見られた。
死者の７割が１０～２０代で、前途ある多くの若者の命を失った悲しみが街全体に広がっている。

ソウルの雑踏、安全対策不備か「警備要員見当たらず」相次ぐ証言…警察・自治体の想定甘く

　現場に近い地下鉄梨泰院駅の出口付近では、事故直後から花や飲み物、
お菓子などが供えられ、３１日朝も外国人観光客や通勤途中の韓国人らが次々と訪問した。

　２泊３日で韓国旅行中という奈良市の会社経営の男性（６３）は神妙な面持ちで手を合わせ、
「留学に来ていた若い日本人も亡くなったと聞き、胸が締め付けられる。
多くの若者が命を失い、家族の気持ちを思うといたたまれない」と話した。

　出勤前に訪れたというソウル市の経営コンサルタント、ナ・キョンホさん（８１）も、
「国の大黒柱になる若者が多く亡くなり、悲しくて仕方がない」と肩を落とした。
事故当時の梨泰院には約１０万人の人出があったとされ、韓国社会では行政や
警察による雑踏警備態勢の不備を批判する声も広がっている。ナさんも、
「現場の警備や誘導を強化していれば……」と悔やんでいた。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20221031-OYT1T50111/