【氷山の何ちゃら】捜査で押収した児ポ画像と動画を持ち出した巡査部長を懲戒免職

捜査で押収した児童ポルノ持ち出す　同僚女性宅侵入の巡査部長　鹿児島県警、懲戒免職に

　鹿児島県警は６日、同僚女性宅への住居侵入の罪で起訴された、いちき串木野署地域課の巡査部長（３１）＝日置市伊集院町猪鹿倉＝が、県警が押収した児童ポルノ画像と動画を所持したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反（所持）の疑いで追送検したと明らかにした。県警は同日、巡査部長を懲戒免職処分にした。

　追送検容疑は今年４月、児童ポルノ画像と動画を自身のスマートフォンに保管、所持した疑い。県警によると、奄美署が捜査していた児童ポルノ事件の証拠品のＣＤ－Ｒを持ち出していた。巡査部長は３月まで同署に勤務していたが、捜査には関わっていなかった。「興味があって取り込んだ」と供述している。

　１９年６月と９月、奄美署で夜間の当直勤務中に女性更衣室に侵入したとして、県警は建造物侵入容疑でも追送検した。室内を動画で撮影した疑いがあり、「のぞき見したかった」と供述している。

　巡査部長は２０年２月、奄美署の同僚女性の私生活をのぞき見る目的で、奄美市の女性宅に玄関ドアの施錠を解いて侵入したとして今年７月に起訴された。

　県警の樋渡公義首席監察官は「一連の行為は警察職員としてあるまじきもので、県民に深くおわび申し上げる。再発防止対策を徹底し、信頼回復に全力を尽くす」とのコメントを出した。

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警察の人手不足なら
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