【寄稿記事】韓国でペットを飼う人1000万人超、人口に占める割合が28.2％…動物基本法の新設が必要だ

韓国でペットを飼う人1000万人超、動物基本法の新設が必要だ【寄稿】

　韓国農林畜産食品部（日本の省庁に相当）の調査結果によると、2023年現在、韓国国内でペットを飼っている人口の占める割合が28.2％に上ることが分かった。国民のほぼ3分の1がペットと生活していることを意味している。ペットを単なる物体ではなく生命体として認識する社会的雰囲気も徐々に拡散している。こうした認識の変化に伴い、法務部は「動物は物ではない」という条項を含む民法改正案を発議したものの、裁判所行政処（部署）の反対で議論は中断した。これは社会的認識と法的保護の間の乖離（かいり）を物語っている。

　動物保護法を何度も改正してきたが、動物に対する性的虐待などの犯罪はいまだに後を絶たない。2017年5月に京畿道富川市で発生した犬への性的虐待事件、18年9月に忠清南道天安市で発生した雌牛への性的虐待事件、19年5月に京畿道利川市で発生した犬への性的虐待事件などがこうしたケースだ。これらは裁判所で判決が下されたケースに過ぎず、明らかになっていない動物への性的虐待犯罪はさらに多いものと思われる。

（以下ソースにて）

朝鮮日報　記事入力 : 2024/05/12 11:05
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/05/07/2024050780164.html