【大阪】「住宅街そばのペット火葬場」…周辺住民らが建設差し止め求め提訴「いち企業の利益のために周りの住民が精神的苦痛を味わう」

堺市中区の住宅街のそばで建設が進む「ペット用の火葬場」をめぐり、１０月２１日に周辺住民らが建設差し止めなどを求めて訴えを起こしました。

　堺市中区の住宅街で、去年１１月から葬祭場などを経営する市内の会社が建設を進めているペット用の火葬場やお墓。訴状によりますと、会社側は工事前に行われた住民説明会で「ペットカフェ」を作ると説明しながら配布資料に「火葬炉」などを記載したり、市のペット霊園規制条例が施行される１か月前に工事の届出を出したりしているということです。住民らは「ペット火葬場が設置されると縁のない他人のペットの死を半永久的に意識させられ、平穏に生活する権利を侵害される」として、会社に対して建設の差し止めなどを求めて提訴しました。

　「いち企業の利益のために周りの住民が大変な苦労というか、精神的苦痛を味わう。それも一過性の問題じゃなくずっと続く。これは納得できない」（原告の住民）

　会社側は「提訴された事実を確認しておらずコメントできない」としています。

10/21(金) 17:50配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/93f729a39b30d3fe9ffc98d3424ec1e77edd72bb