【在日三世】 韓国で騒がれる「大統領夫人疑惑」のウラで、いま韓国国内で起きている「大きな異変」の中身

・韓国「大統領夫人」の疑惑
ー中略ー

　私がそんな会見を見ていて気になったのは、野党擁護メディアが執拗に騒いで、ここでも質問をしていた「大統領夫人の疑惑」だ。

　大統領夫人の疑惑に関して尹大統領は謝罪したうえ、現在進行中の捜査の結果を見守りたいとした。
それでも尹大統領夫人の捜査が足りないと言うならば与党の新人議員から上がっている
「金建希(キム・ゴンヒ)・金恵京(キム・ヘギョン)・金正淑(キム・ジョンスク)『3金女史』特別検察官法」を野党に提案すれば良い。
李在明代表の金恵京夫人は知事時代に公金を私用で使い込み、文在寅前大統領夫人の金正淑氏は国費を私用で使い込んだという
疑惑があるからだ。

・大統領室が事件をもみ消した…って!?
　そうした中で、いま韓国の一部メディアが騒いでいるのが「海兵隊員殉職事件」をめぐる「捜査外圧疑惑」だ。この事件は昨年、
集中豪雨による行方不明者の捜索中に殉職した上等兵とともに急流に流され生還した兵士が、「水に入るよう指示したことはない」
というイム・ソングン前海兵隊第1師団長の主張に反論する意見書を捜査機関に提出したことから始まった。

　この「言った、言わなかった」問題に、大統領室がもみ消しに動いたという疑惑が騒がれている形だ。
さらに、この事故に対して圧力をかけたと言われる当時の国防相・李鐘燮(イ・ジョンソプ)氏を豪州大使任命に任命したことが、
さらに騒ぎを大きくしている。

　もちろん、こうした政権の関与問題の真相を突き詰めるメディアは必要だ。一方で、文在寅政権下でどれほどの大統領室関与
があっても何も報じてこなかったメディアがあったことも忘れてはならないだろう。

　私は小学生時代から、周りから疎まれるくらい正義感が強かった。中学に上がった時、荒れていた生徒の多さに嫌気が差し、
同級生とケンカになったこともある。そんな正義感から来る苛立ちも高校生になると変わった。
私はこの心境の変化は、日本社会での小学2年生から始めた新聞配達や、高校に上がる頃に始めた喫茶店のバイトで、
日本人と関わりを深めたことで変わっていったのが大きい。

　韓国の尹大統領も正義感が強い。ただ、この間、自分の中学生の様な正義感がいかに世間知らずな正義感だったのかを
理解した面もあるだろう。私にとってはそんなことを思わせる様な記者会見だった。

・日本との関係性はどうなる
　尹大統領の残った任期では、引き続き、国内の反国家勢力に対して「目には目を歯には歯を」を貫くと思われるが、
国内の景気回復に日本を重要視していることは会見からうかがえた。

　会見の中で日本の首相との意気疎通に自信を持っていたことが印象的だったが、私も日本社会で学んだことを思えば、
相手のふんどしに期待するのではなく、学んで国内で応用してほしいと思う。

　もちろんそれがいかに難しいことか、今回の国民の「民意」という本音を見ても、私自身が13年やられ続けた経験からも、
普通なら逃げ出したくもなるだろうが、韓国だが大統領なのだからもう一踏ん張りお願いしたい。
ー中略ー

・「正論」を見分ける
　韓国にいると本当に根拠のない話に直面することは少なくない。だから私はなるべく根拠となる新鮮な物(データ)と、
自分の経験を一般的に思われる常識に当てはめて、客観的なおじさんの意見として物申すことを心がけている。

　韓国も尹大統領のおかげで「正論」な言い訳が理解できる様になった。
反対に言えば「正論」でないものは相手にしなくても良いと気づき始めている。

　そんな変化が起きているだけに、今回の選挙では「民意」が「お金」を選んでしまったことに
期待感の10倍以上の失望感を感じているのだ。
豊 璋（在韓国コンサルタント）

全文はソースから
5/25(土) 7:33配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/dfda2c312d7b476df5f2268b23634be416b2fe86