【勝俣元丸紅社長】日本の競争力強化できた―春の叙勲を受章

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日本の競争力強化できた　旭日大綬章の勝俣元丸紅社長―春の叙勲
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021042900147&;g=pol

2021年04月29日05時16分

春の叙勲で旭日大綬章を受章した元丸紅社長の勝俣宣夫氏(78)は、「身に余る光栄。2国間投資、租税協定の実現を通じ日本企業の国際競争力を強化できたことはうれしい限りだ」との談話を発表した。

東京都出身。専務時代の2001年に経営危機に直面したが、当時の辻亨社長を補佐し経営企画担当役員として資本増強や不採算事業の整理に奔走。03年に社長に就くと、非資源分野を中心に収益力を強化し、経営再建を果たした。

日本貿易会会長や経済同友会副代表幹事、経団連副会長などの要職も歴任。財界活動を通じて日本などによる環太平洋連携協定(TPP)の設立を後押しした。

勝俣氏は「自由貿易の促進や地域経済統合参加への提言に関わったことで、今日のTPPや、地域的な包括的経済連携(RCEP)への加盟に多少なりとも貢献できた」と振り返った。