【ワクチン接種】 マスク不要、米指針の根拠 「ワクチンは重症化や死亡の予防だけでなく、感染や他者へのウイルス拡散を防ぐ上でも有効」

米連邦保健当局は新型コロナウイルスのワクチン接種を完了した人を対象に、マスク着用と対人距離の確保を求める勧告を事実上終了した。
当局は最新の研究やワクチン接種の進展、新規感染者数の減少から判断したと説明した。

公衆衛生の専門家によると、当局の新たな指針は新型コロナワクチンの有効性に関する科学的根拠におおむね基づいているという。

米疾病対策センター（CDC）はファイザーとビオンテックが共同開発したワクチンか、モデルナ製のワクチンの2回目の接種を終えてから2週間が経過するか、
ジョンソン・エンド・ジョンソン製のワクチンを1回接種してから2週間が経過した人をワクチン接種完了者とみなしている。

CDCは先月27日にワクチン接種完了者向けの指針を改訂し、屋外に一人でいるときか、少人数の集まりでならマスクを外すことができるとしていた。

改訂を受けて、公衆衛生の専門家や国民の間では、ワクチンの有効性やウイルスの拡散に関する新たな研究を指針に反映させるのが遅く、
以前の指針は特に屋外でのマスク着用について判断が慎重すぎたとの批判の声も聞かれた。

CDCはこれまでに示された科学的根拠を検討する時間が必要だったと説明している。そうした科学的根拠に基づいてまとめられたのが最新の勧告だ。

ワクチン接種完了後は屋内、屋外を問わずマスク着用は不要とする指針は、CDCのロシェル・ワレンスキー所長が13日に発表した。
ただ病院や空港、介護施設などでは引き続きマスクの着用が求められる。

指針を緩和した理由について、ワレンスキー氏はワクチンが変異型にも有効であるとするデータが報告されたことや、
国内の1日の新規感染者数が3万7000人を割ったこと、若い世代へのワクチン接種が始まったことを挙げた。

CDCによれば、米国の人口の36％近くがワクチン接種を完了しており、46％を上回る人が少なくとも1回は接種を受けている。
18歳以上に限れば、ワクチン接種を終えた人の割合は46％を超える。

ワレンスキー氏は今回の決定を後押ししたもう一つの要因として、ワクチン接種完了者からのウイルス拡散リスクに関する最新の研究と、
実社会におけるワクチンの有効性に関するデータを挙げた。

最新の研究によると、政府の認可を受けたワクチンは重症化や死亡の予防だけでなく、感染や他者へのウイルス拡散を防ぐ上でも有効だ。

今月発表された研究を含め、多くの研究から、現在利用可能なワクチンは今のところ米国で最も優勢な変異株である「B.1.1.7」など、
拡散中の変異株に対しても有効であることが分かっている。

ワレンスキー氏が13日に言及したイスラエルの研究は医療従事者を対象としたもので、
ファイザー・ビオンテック製のワクチンは有症状感染の予防に97％の効果が、無症状感染の予防に86％の効果があると推定した。

CDCは14日、25の州の医療従事者を対象とした研究の結果を公表した。
それによると、ファイザー・ビオンテック製とモデルナ製のmRNAワクチンは発症リスクの低減に94％の効果があるという。

ワレンスキー氏はCDCの研究について「COVID-19ワクチンが実社会で期待通りの効果を発揮するという、これまでで最も説得力のある情報が示された」と述べた。

「今回の研究はこれまでの数多くの研究に加え、CDCがワクチン接種完了者向けの勧告を変更する上で極めて重要だった」
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1322778.html#:~:text=%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3

食べ物屋とかでマスクしてないジジババ店員とかに対応されると気持ち悪くて食欲落ちるもん