「母の体が冷たい感じがする」と通報、55歳の息子を逮捕…死亡した母親の顔や腹に、殴られた跡「部屋を散らかしたりした」北海道

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今月上旬から下旬にかけ、北海道上富良野町の住宅で、81歳の母親の顔などを殴り、けがをさせたとして、55歳の男が逮捕されました。母親は24日午後、死亡が確認され、警察は傷害致死や殺人の疑いも視野に捜査しています。

　傷害の疑いで逮捕されたのは、上富良野町宮町の新聞配達員、金森英己（かなもり・ひでき）容疑者55歳です。
　金森容疑者は今月上旬から下旬にかけ、自宅で、母親の金森ノリ子さん81歳の顔などを殴り、けがをさせた疑いが持たれています。
　警察によりますと、24日午後３時半ごろ、金森容疑者が「母の体が冷たい感じがする」などと消防に通報。

　消防から連絡を受けた警察が駆け付けると、１階の一室にノリ子さんが倒れていて、すでに亡くなっていました。死後、それほど時間は経っていないとみられています。
　ノリ子さんの遺体には、顔や腹などに複数の殴られた跡があり、捜査の結果、傷害の容疑が固まったとして、25日朝、金森容疑者の逮捕に至りました。
　金森容疑者は、81歳のノリ子さん、82歳の父親と３人暮らしで、取り調べに対し 「母親の面倒をみていて、部屋を散らかしたりしていて、腹が立った」などと話し、容疑を認めているということです。
　警察は、ノリ子さんの遺体を司法解剖し、傷害致死や殺人の疑いも視野に調べをすすめています。