【福岡】ヤンニョムチキンをつまみながら韓国の若者たちと交流会「近いけれど違う部分も」 日韓国交正常化60年

福岡市で、日韓国交正常化60周年を記念した式典が開かれました。韓国では新たな政権が誕生し、関係改善を維持できるかが課題となる中、福岡では若者同士の交流が続いています

6月23日夜、福岡市で開かれた記念式典。政治・経済など様々な分野で日韓交流があるおよそ500人が出席しました。

60年前の6月22日、日本と韓国は国交を正常化する基本条約に調印し、交流を続けてきました。

■駐福岡韓国総領事館・朴建燦（パク・コンチャン）総領事
「両国間に複雑に絡み合う糸のような懸案があるとしても、お互いを深く理解し、お互いの話に熱心に耳を傾ける関係こそが、これから私たちがつくり上げていく韓日のあるべき姿だと信じています。」

ただ、60年の間でも日韓関係は悪化と改善を繰り返してきました。福岡では、韓国関連のイベント中止や観光客激減などの影響が出た時期もありました。

今の関係改善の流れを維持していけるのかが課題となる中、6月に韓国の大統領選挙で李在明（イ・ジェミョン）氏が当選しました。以前は日本に強硬的な姿勢を示していましたが、初の日韓首脳会談では「日本とは意見の違いを超えて、協力する関係に発展していくことを期待する」と発言しました。

■石破首相
「日韓関係の安定的な発展に向けて、両政府間で緊密な意思疎通を推進していくことで一致をいたしました。」

その時々の情勢によって変化する国同士の関係。一方で、それに関わらず若者の交流が続く場が福岡にあります。

テーブルには、韓国の餅を甘辛いタレで煮た「トッポギ」や「チヂミ」「ヤンニョムチキン」などの韓国料理がずらりと並んでいます。

この交流会の目的は、韓国料理を一緒に食べることです。韓国では、1人ではなく誰かと一緒に食事をする文化が根づいていて、それが重要な時間とされています。

■韓国人
「年はいくつですか。」
■日本人
「28歳。」

参加したのは、日本人10人と、韓国人15人です。なかには韓国人旅行者の姿もありました。企画したのは、福岡在住の韓国人などでつくる「ウリソロ」という団体です。「ウリソロ」は「私たち」「お互いに」という意味です。

■ウリソロ・丁碩泳（ジョン ソギョン）さん
「日本と韓国は距離的にも近い国で、文化も似ている部分もある。近いけどまた違う部分もあって、旅行で新しい経験もできるので、お互いによい関係になればいいなって。」

交流会は9年前から続いていて、20代から30代を中心に人気だといいます。

■日本人の参加者
「韓国語を勉強したかったのと、友達を作りたかった。」
「今回3回目で、韓国の方と話ができるのがすごく気に入っています。」
■韓国人の参加者
「日本語の学校で勉強中です。日本の文化と料理が好きです。」
「心が合う人たちに会うことができるのはいいと思います。」

日韓国交正常化から60周年となることし。今後も関係性を良好に保つためにも大切なこととは。

■丁碩泳さん
「これからどうなっていくかは正直分からないですが、政治とか関係なく、本当に優しい人たちだなという思いを持ってちゃんと交流できて、国民同士で少しずつお互い理解しあえば、よい関係性が作れるのではないかと思います。」

韓国に近い福岡での若者同士の交流が、お互いの国の理解へとつながっています。

※FBS福岡放送めんたいワイド2025年6月24日午後5時すぎ放送

FBS福岡放送 2025年6月25日 7時12分
https://news.livedoor.com/topics/detail/29033158/

奴隷民族✕✕人を神聖な日本国に入れてはいけない👿